9/15午後 北海道一周:知床五湖から野付半島へ!大自然と幻の街伝説、網走グルメ旅
「いろはとあさきの父」がお届けする北海道一周旅行、8日目(2024年9月15日)の午後!午前中の絶景ドライブに続き、午後は、世界自然遺産の知床から、日本最大の砂嘴・野付半島を巡り、網走で美味しいラーメンをいただきます!知床五湖で野生動物の息吹を感じ、知床峠、峯浜パーキングで絶景を堪能。野付半島では、トドワラの幻想的な風景と、幻の街伝説に触れます。そして、旅の締めくくりは、煮干らぁめん 有頂天 で、こだわりの一杯を!
大自然と歴史ロマン、そしてグルメを求めて
私、「いろはとあさきの父」は、北海道の雄大な自然と、その土地ならではの美味しいもの、そして、歴史ロマンを求めて、この旅を続けています。この日は、世界遺産の知床、そして、独特の地形と歴史を持つ野付半島へ。大自然と、歴史、そしてグルメとの出会いに、期待が高まります!
この記事で、9/15午後の北海道旅を追体験!
この記事では、私が実際に訪れた、知床・野付半島・網走エリアでの体験を、臨場感たっぷりにお届けします。「世界遺産の自然を満喫したい!」「最果ての絶景を見たい!」「美味しいラーメンを食べたい!」 という方、必見です!さあ、私と一緒に、2024年9月15日午後の北海道を、バーチャルで旅してみましょう!
13:00 世界自然遺産!知床五湖
ウトロでの昼食後、最初に向かったのは、世界自然遺産 知床五湖 です!到着したのは、13:00頃。知床五湖は、その名の通り、知床半島にある五つの湖の総称。知床連山を背景に、原生林の中にたたずむ、その神秘的な姿は、まさに絶景!2005年には、ユネスコの世界自然遺産 にも登録されました。
まず、目に飛び込んでくるのは、立派な 知床五湖フィールドハウス。ここで、地上遊歩道散策のための手続きを行います。知床五湖は、ヒグマの生息地でもあるため、安全に散策するためには、いくつかのルールがあります。訪れる時期によって、散策条件が異なり、場合によっては、レクチャーを受ける必要があります。私が訪れた9月15日は、「植生保護期」 にあたり、レクチャーを受けた方のみ が、地上遊歩道を散策できる期間でした。
まずは、申請書の記入。知床五湖フィールドハウスにて、立入認定申請の申請書に、所定事項(代表者氏名・住所・立入人数)を記入し、審査を受けます。そして、料金の支払い。この日は、大人(12歳以上)250円、小人(0歳-11歳)100円でした。支払いは、知床五湖フィールドハウス内にある、発券機でチケットを購入し、申請書と一緒に受付に提出します。そして、いよいよレクチャーの受講です。レクチャーでは、ヒグマに遭遇しないための注意点や、遭遇した場合の対処法など、安全に散策するための、重要な情報を学びます。このレクチャー、約10分ほどで終わります。
レクチャーを終え、いよいよ地上遊歩道へ!この地上遊歩道には、「大ループ」 と 「小ループ」 の2つのルートがあり、どちらも一方通行です。私は、せっかくなので、五湖すべてを巡ることができる、大ループを選択しました。しかし…、この日は、あいにくの 小雨模様。まあ、雨の日の知床も、また風情があって良いでしょう。そう思い直し、私は、ハイエースに常備してある、レインコートと長靴 を装着し、準備万端!いざ、原生林の中へと、足を踏み入れます。
遊歩道は、整備されているものの、やはり、自然の中を歩くので、足元は注意が必要です。特に、雨の日は、滑りやすいので、気をつけましょう。そして、この遊歩道、ヒグマの生息地でもあるので、常に周囲に気を配りながら、進んでいきます。ヒグマに遭遇しないように、声を出したり、手を叩いたりしながら、歩きました。しばらく歩くと、最初の湖、五湖 が見えてきました!雨に煙る湖面は、とても幻想的で、神秘的な雰囲気です。その後も、四湖、三湖、二湖、一湖 と、順番に湖を巡っていきます。それぞれの湖には、それぞれの個性があり、美しい景色が広がっていました。そして、地上遊歩道の終点からは、高架木道 に接続されます。この高架木道は、シーズンを通して、無料で、安全に散策できるルートです。今回は、時間の都合で、高架木道は歩きませんでしたが、次回はぜひ、この高架木道からも、知床五湖の景色を、楽しんでみたいと思います。
15:00 絶景…のはずが!知床峠展望台
知床五湖を後にし、次に向かったのは 知床峠展望台 です。知床峠は、知床横断道路の最高地点(標高738m)にあり、知床八景の一つにも数えられる、絶景スポット。晴れた日には、真正面に、雄大な 羅臼岳 がそびえ立ち、眼下には、原生林の大パノラマ。さらに、遠くには、根室海峡と 国後島 までも見渡せる…はずなのですが…
知床五湖を出発し、知床横断道路を、ぐんぐん登っていくと…、だんだんと、周囲に 霧 が立ち込めてきました。最初は、薄い霧だったのですが、標高が上がるにつれて、どんどん濃くなっていきます。「これは、もしかして…」嫌な予感が、頭をよぎります。
そして、15:00頃、ついに知床峠に到着!しかし…、そこは、一面、真っ白な世界。まるで、雲の中にいるかのようです。期待していた、羅臼岳も、国後島も、もちろん、何も見えません。視界は、おそらく、10メートルもなかったと思います。まさに、「絶景ゼロ」 の状態でした。展望台には、私以外にも、数人の観光客がいましたが、皆、同じように、がっかりした様子でした。私も、正直、かなりショックでした。しかし、自然が相手なので、こればかりは、仕方がありませんね。この日は、諦めて、安全運転で、下山することにしました。
15:30 国後島を望む!峯浜パーキング
知床峠を下り、次に向かったのは、峯浜パーキング です。ここは、知床羅臼八景 にも選ばれている、景勝ポイント。標津方面から、国道335号線を北上してくると、羅臼町に入って、最初に立ち寄るべきポイントです。
15:30頃、到着!この「峯浜パーキング」、国道335号線沿いにあり、海側に面した駐車場と、山側に面した駐車場の、2ヶ所があります。私は、もちろん、海側の駐車場に、ハイエースを停めました。駐車場からは、まず、目の前に、雄大な オホーツク海 が広がっています。そして、その先には、なんと、北方領土の 国後島 が!この日は、少し雲がかかっていましたが、それでも、国後島の姿を、はっきりと確認することができました。国後島までは、たったの30km弱。こんなに近くに、外国の領土があるなんて、なんだか不思議な気分です。
そして、反対側を振り返ると、そこには、羅臼岳から連なる 知床連山 の、迫力ある景色が!この景色は、圧巻です。特に、雪が残る季節には、山頂に雪の冠が見え、さらに美しい景色を堪能できるとのこと。今回は、9月中旬の訪問でしたが、それでも、十分に、その雄大さを感じることができました。また、この「峯浜パーキング」、実は、冬には 流氷 で埋まる、根室海峡を間近に見ることができる、ビュースポットでもあるんです!
16:30 日本最大の砂嘴!野付半島
峯浜パーキングを後にし、さらに南下。次に向かったのは、日本最大の砂嘴(さし)、野付半島 です!到着したのは、16:30頃。
まず、目に飛び込んでくるのは、「フラワーロード」 と呼ばれる、美しい一本道。左右には、天然の花畑が広がり、その両側には、海がキラキラと輝いています。道幅は、狭いところで、なんと50メートル!まるで、海の上を走っているかのような、そんな不思議な感覚に包まれました。
この道を抜けると、立派な 野付半島ネイチャーセンター があります。ここで、野付半島に関する情報を収集し、トイレ休憩を済ませます。そして、いよいよ、最大の見どころである トドワラ へ!この「トドワラ」、ネイチャーセンターから、約1.3km離れた場所にあります。遊歩道を歩いて行くこともできますが、今回は、せっかくなので、トラクターバス に乗ってみることにしました。このトラクターバス、トドワラ入口まで、片道500円で乗車できます。ゆっくりと、約7分かけて、1.3kmの道のりを進みます。
そして、いよいよ、トドワラに到着!目の前に広がるのは、立ち枯れたトドマツの木々、そして、どこまでも続く、荒涼とした風景…。まるで、この世の果てに、来てしまったかのような、そんな錯覚を覚えます。かつて、ここは、トドマツの森だったそうですが、地盤沈下と、海水の浸食によって、このような姿になったそうです。年々、波にさらわれるなどして、トドマツの姿は少なくなってきているとのこと。しかし、その代わりに、ハマナスやアッケシソウ、ウラギクなど、4月から10月にかけて、様々な植物が、この地で、力強く生きている姿を見ることができます。私は、この、独特な風景を、写真に収めようと、何度もシャッターを切りました。しかし、この場所の持つ、独特な雰囲気は、写真だけでは伝えきれません。
そして、この野付半島では、野生動物たちとの出会いもありました!道中、エゾシカ の親子が、道路を横断しているのを目撃しました。さらに、キタキツネ が、私のすぐそばを、駆け抜けていったんです!これには、さすがの私も、大興奮!
この、独特な景観を持つ「野付半島」、実は、その歴史も、非常に興味深いんです。野付半島の中央部にある 「オンニクル遺跡」 では、擦文時代の竪穴式住居が、数多く発見されています。擦文時代とは、今から約1300年前から800年前頃、北海道を中心に栄えた文化です。また、野付半島の沖では、マンモスの化石が、何度も発見されているそうです。そして、この「野付半島」には、もう一つ、興味深い話があります。それは、江戸時代から明治の初期にかけて、野付半島の先端に、「キラク」 という港町があったという伝説です。武家屋敷が立ち並び、遊郭もあったという、この「キラク」。しかし、古い地図や文献には、その存在を裏付ける、明確な記述はなく、今もなお、「幻の街」 として、人々の歴史ロマンをかきたてています。
20:00 網走で〆!煮干らぁめん 有頂天
野付半島を後にし、この日の宿泊地である網走へ。時刻は20:00頃。夕食は、地元で人気のラーメン店、「煮干らぁめん 有頂天」 へ!お店は、網走市内の住宅街の一角にありました。少しわかりにくい場所にあるにもかかわらず、駐車場はほぼ満車状態!
店内に入ると、すぐ右手に 自動券売機 があります。ここで、食券を購入するシステムです。私は、もちろん、お目当ての 「味玉煮干らぁめん」(1,000円) を選択。食券を店員さんに渡し、カウンター席へ。
待つこと数分、ついに「味玉煮干らぁめん」が運ばれてきました!まず、目に飛び込んでくるのは、その美しい見た目。煮干しの香りが食欲をそそります。透き通った醤油スープに、中細の縮れ麺、そして、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、そして味玉が、彩りよく盛り付けられています。まずは、スープを一口。…これは、旨い!煮干しベースの魚の風味がある、しっかりとした味のあるスープです。煮干しの香りと出汁が効いて、かつコクもあって、素晴らしい!まさに、深みのある味わいです。そして、麺は、中細の縮れ麺。この麺が、スープによく絡み、口の中で、モチモチとした食感が楽しめます。さらに、チャーシューは、肉厚だけれどやわらかく、炙ってあるため、香ばしさも加わり、たまりません!そして、味玉も、黄身がトロッとしていて、味が濃厚。まさに、至福の一杯です!夢中で麺をすすり、あっという間に完食。
まとめ:9/15午後 知床・野付半島・網走 大自然と歴史ロマン、グルメ旅を満喫!
北海道一周旅行8日目(2024年9月15日)の午後は、知床五湖、知床峠、峯浜パーキング、野付半島、そして網走のラーメン店と、盛りだくさんの内容でした!世界自然遺産の知床五湖では、ヒグマの生息地に足を踏み入れ、ドキドキの体験。知床峠では、残念ながら霧で絶景は見られませんでしたが、峯浜パーキングでは、国後島を望むことができました。そして、野付半島では、トドワラの幻想的な風景と、幻の街「キラク」の伝説に触れ、歴史ロマンを感じました。最後は、網走の「煮干らぁめん 有頂天」で、美味しいラーメンを堪能!大自然、歴史、そしてグルメと、大満足の1日でした。この記事が、皆様の北海道旅行の参考になれば幸いです。