中学受験、親のサポートは「過ぎたるは及ばざるが如し」
皆さま、おはようございます。こんにちは、こんばんは。いろはの母です。
今日は、中学受験・受検の際に、我が家が実践していたサポートについてお話します。結論から申し上げますと、親のサポートは、子どもの自立心を尊重しながら、その成長を見守り、後押しする、いわば「伴走者」であることが最も大切だと私は考えています。
中学受験を決意したいろは。もちろん、挑戦するのも、いろは本人です。しかし、自分で計画を立て、スケジュールを管理し、自分の強み弱みを分析する…。それができたら理想ですが、小学生が自分一人で実行するには、まだ難しい部分も多いでしょう。少なくとも、我が家のいろはには、無理でした。
自分で計画を立て、塾と本人任せで進んでいくのが理想です。しかし、それが難しい場合、親のサポートが必要不可欠になります。
親の役割は「伴走者」
我が家は、積極的にサポートしました。いろはと二人三脚、細やかな学習計画を立て、苦手分野、得意分野を一緒に把握し、克服できるよう、話し合いました。
プリントの整理から、塾、学校、その他の習い事などのスケジュール調整、宿題の把握、進捗状況の確認…。やることリストは、まるで、大企業のプロジェクト管理並みでした。
自分の仕事、家事、兄弟のスケジュール管理など…ただでさえ、親は、毎日時間に追われて、大忙しですよね。皆様、本当にお疲れ様です。
目に見えるサポートをこなすことも大切ですが、それ以上に、目に見えない部分、つまり、精神面のサポートが、子どもの成長には欠かせません。
今回は、精神面のサポートについて、我が家で特に効果があったと感じる、3つの方法をお伝えします。
いちばん大切なこと〜それは、モチベーションの維持〜
その中でも一番大切なのは、やる気を持って始めた本人の意思が継続するよう、サポートすることだと思います。しかし、言うは易く行うは難し。これが、なかなか難しいのですよね…。
それでも、いくつかの工夫を重ねることで、いろはのモチベーションを維持できたと感じています。
工夫 その1: 「励まし」は、言葉ではなく、メモで伝える
いつも穏やかに、優しく励ますことができれば良いのですが、なかなか、そうもいきませんよね。皆様はいかがでしょうか?
特に、中学受験生を抱える親ともなれば、日々、山のように押し寄せるタスク、そして、我が子の将来への不安や焦りから、つい、きつい言葉をかけてしまうこともあるでしょう。私も、恥ずかしながら、何度もありました。
そんな時、私が始めたのが、メモを使った励ましでした。
毎日の勉強内容のTODOをメモに書いていたのですが、その下に、数行のメッセージを添えるようにしたのです。
例えば…
「努力したことは、結果に関係なく、必ずいつか自分にかえってくるよ」
「後悔しないように、できることは一つ一つ、丁寧にやっていこうね」
「家族みんなで応援してるよ!今日も、一緒に頑張ろうね」
他愛もない、短いメッセージです。しかし、毎朝このメモを見ることで、いろはが少しでも前向きな気持ちで、勉強を始められることを願っていました。このメモは、いろはにとって、お守りのような存在になっていたのかもしれません。
工夫 その2: 感謝の言葉で、一日を締めくくる
これは受験に関係なく、いろはが幼い頃から、ずっと続けてきたことです。寝る前に、必ず、こう伝えていました。
「いつもありがとう。大好きだよ。おやすみ。」
少し話をした後に、この言葉を添えて、一日を締めくくります。毎晩、毎晩、欠かさず伝えました。
「大好きだよ」という言葉は、思春期に突入している今、もしかしたら、少し照れくさいかもしれません。それでも、親子の絆を確かめ合う、大切な言葉として、今でも、しれっと、続けてしまっています(笑)。
工夫 その3: 娯楽を、親子のコミュニケーションツールに
娯楽の時間は、時間が限られている中で、本人の好きなことを、思う存分させてあげたいですよね。それと同時に、親子のコミュニケーションを深める、絶好の機会でもあります。
我が家では、親子で楽しめる動画を、毎日少しずつ見るようにしていました。
今は、中学受験に関連する、教育系YouTuberの方々も沢山いらっしゃいます。その中から、いろはが好きそうな分野で、かつ、娯楽としても楽しめそうなものを、一緒に選んでいました。
一緒に動画を見ることで、自然と会話も弾みます。これは、親子のコミュニケーションを深める、一つの有効な手段だったと感じています。
おわりに
これら3つの工夫が、いろはのモチベーション維持に、どの程度効果があったのかは、正直なところ、分かりません。
しかし、これらは、私が、母親として、そして、伴走者として、いろはの心を支えるために、精一杯、心を尽くした証です。
今回お話しした内容は、あくまでも、我が家のケースです。皆様のご家庭に、そのまま当てはまらないかもしれません。
それでも、このブログが、中学受験に挑むお子様と、それを支えるご家族にとって、少しでも、ヒントや、励みになれば幸いです。