沖縄の食文化遺産!「レストラン ジョージ」で味わう戦後沖縄の歴史とタコライス

沖縄の食文化遺産!24時間営業「レストラン ジョージ」で味わう戦後沖縄の歴史とタコライス

「いろはとあさきの父」がお届けする沖縄一周旅行、3日目(2024年10月3日)。この日の昼食は、ただ美味しいだけじゃない、特別な場所へ。那覇市辻に佇む、1954年創業の老舗「レストラン ジョージ」です!

歴史を味わう、特別な食事体験

ここは、米軍統治下の沖縄で認可された「Aサイン」レストランの歴史を今に伝える、まさに「生きた博物館」。沖縄の「チャンプルー(ごちゃまぜ)文化」そのものを味わえる場所だと聞き、非常に楽しみにしていました。ステーキやタコスといった名物料理を通して、どんな歴史を感じられるのでしょうか。

この記事で、「レストラン ジョージ」の魅力に迫る!

この記事では、私が実際に訪れた「レストラン ジョージ」の独特の雰囲気、名物料理、そしてユニークな注文方法まで、その魅力を徹底的にご紹介します。「沖縄のディープな食文化に触れたい!」「歴史を感じるレストランに行ってみたい!」という方、必見です!

ここは「生きた博物館」。沖縄のチャンプルー文化を体感

1954年創業の「レストラン ジョージ」は、単なる飲食店ではありません。米軍統治下で認可された「Aサイン」レストランの歴史を今に伝える、「戦後沖縄の食文化を体感できる生きた博物館」なのです。

半世紀以上にわたり、地元客、米軍関係者、観光客など、あらゆる人々を惹きつけてきたこの場所は、まさに沖縄の「チャンプルー(ごちゃまぜ)文化」そのものを味わえる空間です。

昭和レトロな雰囲気と、多様な客層

店内に一歩足を踏み入れると、まるで昭和にタイムスリップしたかのよう。真っ赤なビニール張りのボックス席、今も現役で音楽を奏でるジュークボックス、壁一面のサイン色紙など、細部まで歴史が宿っています。

この店の面白さは、その客層の多様性にもあります。作業着姿の常連客、流暢な英語を話す米軍関係者、深夜に訪れるタクシー運転手、そして観光客。これら全ての人々が同じ空間で食事をしている光景は、この店が沖縄社会のあらゆる人々に開かれた「食堂」であり、「インフラ」であることを物語っています。

ステーキ、タコス…そしてユニークな注文方法

「レストラン ジョージ」には、多くの人に愛される名物料理があります。

  • ニューヨークカットステーキ:サシの入った和牛とは対極にある、赤身肉のしっかりとした歯ごたえが特徴。テーブルの「No.1ソース」などで自分好みに味付けする、質実剛健なアメリカンスタイルです。
  • タコス:パリパリに揚げられたクリスピーなシェルが病みつきになると評判。ステーキと並ぶ必食メニューです。
  • その他の人気メニュー:大人のお子様ランチのような『ジョージランチ』や、沖縄ならではの『ちゃんぽん』(野菜炒めの卵とじ丼)、ディープな『チラガー(豚の顔の皮)』なども揃っています。

私が注文したのは、タコライス(900円)!スパイシーなタコミートとたっぷりの野菜、そしてご飯の組み合わせは、まさに沖縄のソウルフード。シンプルながらも奥深い味わいを堪能しました。

営業時間と訪問計画のポイント

「レストラン ジョージ」は、月曜日が定休日ですが、それ以外の曜日は昼と夜の二部制で営業しています。

  • 営業時間:
    • 火~日曜日:11:30~16:00, 17:00~22:00
    • 月曜日:定休日

ランチ・ディナー時は活気ある雰囲気を楽しめますが、混雑することもあります。深夜から早朝にかけては、よりディープな沖縄の空気感を味わえるかもしれません。

  • アクセス:那覇市辻にあり、ゆいレール「旭橋駅」から徒歩約15分。
  • 駐車場:ジョージレストランには専用駐車場がありません。近隣のコインパーキングを利用する必要があります
  • 注意点:「良くも悪くも、昔ながらの食堂の接客」であり、ピカピカの新しいお店ではないため、その歴史を感じる雰囲気を楽しめる方向けです。

まとめ:「レストラン ジョージ」は沖縄の歴史を味わう場所

那覇市辻にある「レストラン ジョージ」。ここで味わえるのは、単なる食事ではありませんでした。それは、ステーキやタコライスを通して追体験する「沖縄の戦後史」そのものです。

アメリカ文化と沖縄文化が混じり合った、エネルギッシュな時代の空気が真空パックのように保存されているこの場所は、もはやレストランという枠を超えた「文化遺産」。いつ訪れても変わらない味と雰囲気で迎えてくれる、那覇の街の「心の拠り所」と言えるでしょう。

沖縄を訪れた際には、ぜひこの生きた博物館で、歴史の味を堪能してみてください。

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