行列必至!沖縄・奥武島「中本鮮魚てんぷら店」で味わう元祖・沖縄天ぷら

行列必至!沖縄・奥武島「中本鮮魚てんぷら店」で味わう元祖・沖縄天ぷら

「いろはとあさきの父」がお届けする沖縄一周旅行、6日目(2024年10月6日)。糸満の秘境・玻名城ビーチで磯遊びを楽しんだ後、小腹が空いてきました。次に向かったのは、小さな橋を渡ってたどり着く「天ぷらの島」、奥武島(おうじま)です。お目当ては、沖縄で最も有名と言っても過言ではない、「中本鮮魚てんぷら店」

沖縄のソウルフード「天ぷら」へ

本土の天ぷらとは一味違うという、沖縄の天ぷら。衣が厚くて、それ自体に味がついていると聞いて、期待に胸が膨らみます。特にこの「中本鮮魚てんぷら店」は、約38年の歴史を持つ「元祖」であり、地元の人にとってはソウルフード、観光客にとっては聖地のような場所だとか。これはもう、行くしかありません!

この記事で、沖縄No.1天ぷら店の魅力に迫る!

この記事では、私が実際に訪れた「中本鮮魚てんぷら店」の魅力と、その独特な沖縄天ぷらの世界を徹底的に解剖します!行列の様子から、おすすめメニュー、そして本土の天ぷらとの違いまで、詳しくご紹介。「沖縄で美味しい天ぷらが食べたい!」「奥武島ってどんなところ?」という方、必見です!

天ぷらと猫の島、奥武島へ

小さな橋を渡るとすぐに目に飛び込んでくる「てんぷら」の大きな看板が、この旅の目的地「中本鮮魚てんぷら店」の存在を告げます。店の前には、地元客と観光客が織りなす、ほぼ途切れることのない行列。店の周りに漂う揚げ油の香ばしい匂いと、海からの潮風が混じり合い、期待感を高めてくれます。

この店は、約38年の歴史を持ち、「創業以来変わらない味を守り続けている」と評される「元祖」としての地位を確立。沖縄の日常生活と観光の両方に深く根付いている、まさに食文化の象徴です。

本土とは違う!「沖縄てんぷら」の秘密

まず知っておきたいのが、「沖縄の天ぷら」は本土のそれとは全くの別物だということです。本土の天ぷらが軽やかでサクサクな食感なのに対し、沖縄の天ぷらは厚く、ふっくらとして、食べ応えのある衣が最大の特徴。これは、沖縄のアルカリ性の硬水や、衣に卵がふんだんに使われていることなどが理由だそうです。

さらに重要なのが、衣自体に塩や出汁でしっかりと味が付けられている点。そのため、天つゆは使わず、そのままで美味しくいただけます。もし味変したければ、ウスターソースをかけるのが沖縄流です。

14:30 行列に並んで注文!

14:30頃にお店に到着すると、店の前には噂通りの行列が!注文は、店先に置かれた紙の注文票に欲しい個数を記入して店員さんに渡すシステムです。

今回私が注文したのは、こちらの5品!

  • さかな:100円
  • いか:90円
  • もずく:100円
  • アーサ:100円
  • あげパン きな粉:160円

揺るぎないエースと評判の「さかな」は、その日に近海で獲れた新鮮な地魚を使っているそうで、しっとりとしていて絶品!「いか」は柔らかく食べやすいです。「もずく」と「アーサ」は、沖縄の海の香りを感じられる、必食のメニュー。そして、甘い「あげパン」も小腹を満たすのに最高でした。

待ち時間と、最高のロケーション

このお店は人気店ゆえに、注文してから受け取るまで時間がかかることもあります。レビューでは、「揚げたて」だったという声と、「作り置き」だったという声が混在していますが、これは絶え間ない客足に対応するためのハイブリッドな生産体制によるものと考えられます。訪れるタイミングによって、体験が変わる「運」の要素も、この店の魅力の一つかもしれません。

天ぷらを受け取ったら、最高のロケーションでいただきましょう!お店の周りにはベンチがあり、近くの防波堤に腰掛けて、雄大な海を眺めながら食べるのが最も象徴的なスタイル。熱々の天ぷらを頬張り、潮風を感じる…これ以上の贅沢はありません。

そして、店の周りにはどこからともなくたちが現れます。おこぼれを待つその姿も、奥武島の心温まる風景の一部です。

もし屋外が苦手な場合は、店の脇に簡素なイートインスペースもあります。また、建物の2階には食堂「食べ処 まる天」があり、1階で購入した天ぷらを、1人1品以上注文すれば持ち込んで食べることもできるそうです。

まとめ:中本鮮魚店は、沖縄の文化を味わう場所

奥武島の「中本鮮魚てんぷら店」が提供してくれるのは、単なる天ぷらではありません。それは、沖縄の気候と食文化が生んだ独特の衣、新鮮な海の幸、そして海を眺めながら頬張るという時間そのものです。

行列や待ち時間も、この店の体験の一部。沖縄特有のゆったりとした「ウチナータイム」を感じながら、揚げたての天ぷらを待つのもまた一興です。

沖縄南部を訪れる際には、ぜひこの「天ぷらの島」へ渡り、元祖の味と、そこに流れる穏やかな時間を体感してみてください。

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