北海道開拓の歴史を体感!「博物館 網走監獄」で明治の監獄へタイムスリップ

【網走監獄】2時間で明治の監獄へ!見どころ・歴史・アクセスを徹底解説

網走のホテルでの快適な一夜を過ごし、「いろはとあさきの父」は、いよいよ北海道一周旅行の最終目的地、知床へと向かいます!…とその前に、網走に来たからには、絶対に外せない場所があります。それが、ここ、「博物館 網走監獄」 です。皆様は、「網走監獄」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?重苦しい雰囲気、過酷な労働…、暗いイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、この「博物館 網走監獄」は、ただ昔の監獄を再現しただけの場所ではありません。明治時代、北海道開拓の礎となった、囚人たちの労働、そして、その歴史を、後世に伝える、貴重な野外歴史博物館なのです。まるで、歴史の教科書を、そのまま立体にしたかのような、そんな場所です。私は、この「博物館 網走監獄」を訪れ、その歴史に触れ、そして、当時の人々の想いを、感じたい!そんな気持ちを胸に、ハイエースを走らせました。

歴史と、そこに生きた人々の想いに触れる旅

私、「いろはとあさきの父」は、この北海道一周旅行で、各地の自然や、グルメを堪能してきました。しかし、それだけでは、何か物足りない。その土地の歴史、そして、そこに生きた人々の想い。そういったものに触れることで、旅は、より一層、深みを増すと思うのです。まるで、過去の人々と、時空を超えて、対話するかのような、そんな体験を求めています。そして、この「博物館 網走監獄」は、まさにそんな私の想いを、満たしてくれる場所だと、確信しています。

この記事で、「網走監獄」の見どころを2時間で巡る!

この記事では、私が実際に訪れた、「博物館 網走監獄」の様子を、臨場感たっぷりにお届けします。約2時間という限られた時間の中で、どこまで見て回れるのか、そして何を感じるのか。特に、「歴史が好き!」「明治時代の建築に興味がある!」 という方、必見です!さあ、私と一緒に、「博物館 網走監獄」で、歴史を学び、過去の人々の想いに、触れる旅に出かけましょう!

「博物館 網走監獄」で、明治の監獄を体感!

「博物館 網走監獄」 は、北海道網走市にある、野外歴史博物館です。ここは、明治時代から実際に使われていた、網走刑務所の旧建造物を、保存・公開している、非常に貴重な場所なんです。その敷地面積は、なんと、東京ドーム約3.5個分!広大な敷地内には、重要文化財が8棟、登録有形文化財が6棟と、歴史的価値の高い建築物が、点在しています。まさに、明治時代の監獄を、そのまま体感できる、タイムスリップ空間と言えるでしょう。そして、この「博物館 網走監獄」、ただ古い建物が残っているだけではありません。当時の囚人たちの生活や、労働の様子を再現した展示や、映像資料なども充実しており、見ごたえ十分。まるで、歴史の教科書の中に、迷い込んだかのような、そんな感覚を味わえます。

いざ、監獄内へ!「博物館 網走監獄」見学レポート

網走のホテルをチェックアウトし、ハイエースを走らせること数分。9:30頃、ついに 「博物館 網走監獄」 に到着しました!まず、目に飛び込んでくるのは、重厚なレンガ造りの正門。まるで、ここから先は、別世界であることを、物語っているかのようです。門をくぐり、広い敷地内を、順路に沿って進んでいきます。まず、私が訪れたのは、舎房及び中央見張所 です。ここは、明治45年に建てられた、木造の舎房で、重要文化財にも指定されています。中央見張所を中心に、5棟の舎房が、放射状に広がる、特徴的な造りになっています。この形状は、刑務所内の監視を効率的に行うための、工夫なんだそうです。そして、この舎房、なんと、世界最古の木造行刑建築 で、国内で現存しているのは、ここだけ!その規模も最大級で、独居房と雑居房を合わせると、226房もあるんです。実際に、房の中に入ることができる場所もあり、当時の囚人たちの生活を、リアルに体験することができます。

次に、私が訪れたのは、庁舎 です。この建物は、明治45年に建てられた、管理棟。水色とグレーの外観が、とても印象的です。まるで、西洋の童話に出てくる、お城のようですね。そして、この庁舎の内部には、当時の様子を再現した、展示物などが、多数展示されています。

さらに、私が訪れたのは、旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所 です。ここは、明治29年に、網走から約8km離れた、二見ヶ岡に設置された、農耕刑務所。受刑者たちは、ここで、農業に従事し、自給自足の生活を送っていたそうです。この建物は、その当時の、先導的な建物として、建築されました。まさに、北海道開拓の歴史を、物語る、貴重な建物と言えるでしょう。

そして、最後に訪れたのが、教誨堂 です。この建物は、明治45年に建てられた、講堂で、和洋折衷の建築が特徴的です。受刑者たちは、ここで、精神的な指導や、教養教育を受けていたそうです。この教誨堂、外観も内装も、非常に美しく、まるで、教会のような、そんな神聖な雰囲気さえ感じられます。

その他にも、敷地内には、様々な歴史的建造物や、展示物が点在しており、見どころ満載です。そして、2010年には、「監獄歴史館」がリニューアルされました。ここでは、左右前方3面のスクリーンに、道路開削の様子が映し出される、シアターがあり、囚人たちの過酷な労働の様子を、五感を使って体感することができます。上映時間は約7分で、5ヶ国語音声対応です。

「監獄食堂」や「ミュージアムショップ」も!

「博物館 網走監獄」には、現在の網走刑務所の受刑者が食べている食事を再現したメニューを提供している「監獄食堂」や、ここでしか手に入らないオリジナルグッズを販売する「ミュージアムショップ」、お土産が買える「物産館」も併設されています。今回は時間の都合で、食事やお土産の購入はしませんでしたが、次回はぜひ利用してみたいと思います。

北海道開拓と、網走監獄の歴史

「博物館 網走監獄」は、明治時代の北海道開拓と、切っても切り離せない関係にあります。明治政府は、広大で肥沃な大地、そして、ロシアからの北の守りを進める上で、北海道開拓を、重要な課題としていました。しかし、当時の北海道は、人口が希薄で、労働力が不足していました。そこで、政府は、北海道に集治監を設置し、囚人を、安価な労働力として、活用することを考えたのです。明治14年には月形町に樺戸集治監、明治15年には三笠市に空知集治監、明治18年には標茶町に釧路集治監が設置されました。そして、明治23年、釧路集治監の分監として、人口わずか631人の小さな漁村、網走に、網走囚徒外役所が誕生しました。これが、網走監獄の始まりです。

囚人たちは、道路建設などの、過酷な労働に従事させられました。特に、中央道路の開削は、難工事であり、多くの犠牲者を出したと言われています。しかし、彼らの労働によって、北海道の開拓は、大きく進展しました。そして、網走監獄は、広大な土地に、永久的に監獄を存続させようという意図があり、他の集治監よりも、整備された建築物でした。これらの行刑建築物は、西欧の建築技術を模倣し、近代的かつ斬新に建てられました。その結果、北海道に設置された5つの集治監の建築物は、偽洋風建築という特徴のある建物となったのです。「博物館 網走監獄」は、そんな明治の黎明期に現れ、北海道開拓の布石として、その役目を終え、消え去った行刑の歴史を、名勝天都山中腹の緑豊かな森に甦らせ、網走の風土と共に語り継いでいくことを理念とする、野外歴史博物館なのです。

まとめ:「博物館 網走監獄」は、歴史とロマンを感じる、貴重な場所

「博物館 網走監獄」は、明治時代の監獄の様子を、今に伝える、貴重な野外歴史博物館でした。重要文化財や、登録有形文化財に指定されている、歴史的建造物群は、見ごたえ十分。特に、五翼放射状舎房は、その独特な形状と、木の温もりが、印象的でした。そして、当時の囚人たちの生活を、再現した展示や、映像資料からは、北海道開拓の歴史の、光と影を、学ぶことができました。まさに、「生きた歴史」を体感できる、貴重な場所と言えるでしょう。約2時間という限られた時間でしたが、その歴史の重み、そして、当時の人々の想いを、肌で感じることができ、非常に有意義な時間を過ごせました。 この後は最終目的地である知床へ向かいます。次回の記事では知床での体験をレポートしていきます。皆様、乞うご期待!

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