沖縄そばの伝説!100年の歴史「きしもと食堂 八重島店」で味わう伝統の一杯
「いろはとあさきの父」がお届けする沖縄一周旅行、7日目(2024年10月7日)。瀬底島の美しいビーチを満喫した後、時刻は13:30。お待ちかねのランチタイムです!向かったのは、沖縄そばを語る上で避けては通れない、伝説的な名店「きしもと食堂 八重島店」です。
100年続く、沖縄そばの原点へ
明治38年(1905年)創業という、1世紀以上にわたりその味を受け継いできた「きしもと食堂」。伝統的な木灰(もっかい)を使った自家製麺と、鰹節を前面に押し出したクラシックなスープ。沖縄そばのパイオニアが紡いできた不朽の遺産を、この舌で味わえると思うと、期待に胸が膨らみます。

この記事で、伝説の沖縄そばの全貌に迫る!
この記事では、私が訪れた「きしもと食堂 八重島店」の魅力を徹底的に解剖します!こだわりのスープ、麺、具材の三位一体から、本店との違い、そして快適な食空間まで詳しくご紹介。「沖縄で絶対に外せない沖縄そばを食べたい!」「美ら海水族館の近くで美味しいランチは?」「家族連れでも行きやすいお店は?」という方、必見です!

傑作の解剖:「きしもとそば」を構成する三位一体
「きしもと食堂」の看板メニューである「岸本そば」は、スープ、麺、そして豚肉という三つの要素が完璧な調和を織りなす一杯です。
- 器の魂(スープ):豚骨をベースにしながらも、大量の鰹節から生み出される、力強く明確な風味が最大の特徴。醤油をベースにしたほのかな甘みとしっかりとした輪郭を持つ味わいで、店の外にまでその豊潤な香りが漂います。
- 料理の心臓部(麺):近代的な「かん水」の代わりに、伝統的な「木灰(もっかい)」の上澄み液を用いて手打ちされる自家製麺。うどんに例えられるほど太く、しっかりとした歯ごたえと噛み応えのある独特の食感が、沖縄そばの原点に触れる体験を提供してくれます。
- 至高の戴冠(三枚肉):厚切りの三枚肉(ばら肉)は、甘辛いタレでじっくりと煮込まれ、濃厚な味わいが特徴。とろける柔らかさではなく、あえてしっかりとした歯ごたえを残すことで、伝統的なスタイルを貫いています。

八重島店での体験:伝統の味を、現代の快適さで
13:30に「きしもと食堂 八重島店」に到着。ここは、本店が持つ歴史的な魅力を継承しつつ、現代の利用者が求める快適性と利便性を追求した空間です。
店内は広々としており、清潔感のある木造のログハウス風。大きなテーブル席、カウンター席、そして座敷席も完備されており、子供用の椅子も用意されているため、家族連れでも非常に利用しやすい環境です。
注文は入口の券売機で行うためスムーズ。そして、最大の利点は約25台を収容可能な広大な無料専用駐車場があること。レンタカーで旅する観光客にとって、駐車の心配がないのは決定的なアドバンテージです。
私が注文したのは、「岸本そば 特大」(1,050円)。力強い鰹出汁のスープ、独特のコシがある木灰麺、そして濃厚な三枚肉が一体となった伝統の味を、ゆったりとした空間で心ゆくまで堪能しました。


不可欠なる伴侶「じゅーしー」と、究極の選択
きしもと食堂を語る上で欠かせないのが、沖縄風炊き込みご飯「じゅーしー」です。具だくさんで深い味わいのじゅーしーは、そばとの相性が抜群で、セットでの注文が定番。本店では早い時間に売り切れることもあるほどの絶大な人気を誇ります。
そして、訪問者が直面するのが「本店と八重島店のどちらへ行くべきか」という究極の選択です。両店を訪れた人の圧倒的多数が「味は同じ」と証言しており、選択の基準は体験の質になります。
- 本店:歴史の重みそのものを味わう「巡礼」のような体験。ただし、長い行列、窮屈な席、駐車困難という多大な労力を覚悟する必要があります。
- 八重島店:伝説の味を、待ち時間のストレスなく、快適な環境で楽しめる「快適さ」と「効率性」。
伝説の味をストレスなく、家族と共に快適な環境で楽しむことを優先するなら、八重島店こそが賢明な選択と言えるでしょう。

まとめ:ほとんどの旅行者には「八重島店」がおすすめ!
沖縄そばの伝説「きしもと食堂」。その伝統の味は、100年以上の時を超えてもなお、人々を惹きつけてやみません。
歴史的な雰囲気と巡礼感を求めるなら本店も魅力的ですが、味は同じと評判でありながら、広大な無料駐車場と、広々として快適な店内を持つ「八重島店」は、特に時間に限りのある旅行者や家族連れにとって、疑いなく最適な選択肢です。
私も、伝説の味をゆったりとした空間で堪能でき、大満足のランチとなりました。美ら海水族館など、沖縄本島北部を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

