沖縄やんばるの秘境!「東村ふれあいヒルギ公園」でマングローブの森を探検

沖縄やんばるの秘境!「東村ふれあいヒルギ公園」でマングローブの森を探検

「いろはとあさきの父」がお届けする沖縄一周旅行、7日目(2024年10月7日)。本部町で伝説の沖縄そば「きしもと食堂」を堪能した後、次に向かったのは、沖縄本島北部に広がる「やんばる国立公園」の懐深く。時刻は15:00、東村にある「東村ふれあいヒルギ公園」にやってきました!

亜熱帯のジャングルへ!

ここは、沖縄本島最大規模を誇るマングローブの森への入り口。公園に足を踏み入れると、都会の喧騒とは隔絶された、静かで非日常的な空気が漂い、まるで日本ではないどこか別の国に来たかのような感覚に包まれます。手つかずの自然を間近で体感できると聞き、期待が高まります。

この記事で、やんばるのマングローブ公園の魅力をご紹介!

この記事では、私が訪れた「東村ふれあいヒルギ公園」の魅力を徹底解説!無料で楽しめる遊歩道散策から、本格的なカヌーツアー、そして見られる生き物たちまで、詳しくお伝えします。「沖縄でマングローブを見てみたい!」「やんばるの自然に触れたい!」「子連れで楽しめる場所は?」という方、必見です!

国指定天然記念物!沖縄本島最大級のヒルギ林

「東村ふれあいヒルギ公園」は、慶佐次川(げさしがわ)の河口域に広がる約10ヘクタールの広大なヒルギ林、すなわちマングローブ林を体験できる施設です。このヒルギ林は、その生態学的な重要性から国の天然記念物にも指定されています。

公園内では、沖縄で見られるマングローブ植物のうちオヒルギ、メヒルギ、そしてヤエヤマヒルギの3種類を間近で観察することができます。特にヤエヤマヒルギにとっては、この地が自然分布の北限にあたり、非常に貴重な場所となっています。

あなただけの冒険を選ぶ:遊歩道散策とカヌーツアー

この公園での体験は、大きく二つのアプローチに分けられます。どちらを選ぶかで、見える景色や体験が大きく異なります。

  • 木製遊歩道:マングローブ林の中を縫うように設置された全長670メートルの木製遊歩道は、無料で散策できます。所要時間は往復で約15分から30分程度。まるでジャングルのただ中にいるかのような深い没入感を味わえ、マングローブ特有の複雑な根の構造を間近に観察できます。
  • カヌーツアー:公園で最も人気のあるアクティビティが、ガイド付きのカヌーツアーです(有料、1人4,500円~)。穏やかな慶佐次川をカヌーで進み、遊歩道からは見ることのできない森の奥深くへと分け入っていきます。水面に近い視点から見上げるヒルギの森は圧巻で、探検家のような気分を味わえます。事業者によっては2~3歳の幼児から参加可能です。

潮の満ち引きが鍵!慶佐次川の生き物たち

この公園を最大限に楽しむためには、潮の満ち引きが決定的な要因となります。カヌーツアーは、マングローブの奥まで水路を進むため、潮位が高い満潮時に合わせて催行されます。一方で、干潟の生き物たちを観察するには、干潟が広がる干潮時が最適です。

干潮時には、大きなハサミを振るシオマネキや、沖縄の方言で「トントンミー」と呼ばれるミナミトビハゼなど、干潟の住人たちの活発な姿を観察できます。川の浅瀬には小魚の群れも泳いでおり、遊歩道の上からでも確認できます。

訪問前の最終チェック!アクセスと準備

公園を快適に楽しむための、実用的な情報です。

  • アクセス:那覇空港から車で約100分、美ら海水族館からは約50分。公共交通機関でのアクセスは複雑なため、レンタカーの利用が現実的です。普通車31台が停められる無料駐車場があります。
  • 園内施設:管理事務所、多目的トイレ、展望台、公園前の売店が利用できます。
  • 服装と持ち物:歩きやすく濡れても良い靴やサンダル、そして虫よけスプレーは必携です。帽子や日焼け止めなどの紫外線対策も忘れずに行いましょう。
  • 公園のルール:貴重な自然環境を守るため、ゴミは各自で持ち帰り、干潟への立ち入りや動植物の採取は厳禁です。

公園の自然保護のため、環境協力金の納入が任意でお願いされています。

まとめ:やんばるの自然に抱かれる、静寂と非日常の体験

沖縄本島北部・東村にある「東村ふれあいヒルギ公園」。ここは、沖縄本島最大級のマングローブ林という、非日常的な空間に身を置き、静かで穏やかな時間を過ごせる素晴らしい場所でした。

無料で気軽に散策できる木製遊歩道と、より深く自然を体感できるカヌーツアー。自分のスタイルに合わせて楽しみ方を選べるのも魅力です。干潮時にはシオマネキなどの可愛い生き物たちとの出会いもあります。

やんばるの原初的な自然に触れたいなら、絶対に外せないスポットです。訪問の際は、ぜひ潮見表を確認して、目的の時間に合わせて訪れてみてください。

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