【セトリあり】ap bank fes ’25 at TOKYO DOME 2days参加レポート！奇跡のコラボとアリーナ神席体験
「いろはとあさきの父」がお届けするライブレポート。今回は、2025年2月15日・16日に開催された「ap bank fes ’25 at TOKYO DOME ～社会と暮らしと音楽と～」です！これまで静岡県つま恋の緑豊かな広場で開催されてきたap bank fesが、初めて東京ドームという屋内で開催される歴史的な瞬間。幸運にも、私はその2日間のチケットに当選し、この特別な祭典に参加することができました！
社会と暮らしと音楽と
2003年、小林武史氏、Mr.Childrenの櫻井和寿氏、そして故・坂本龍一氏によって設立されたap bank。音楽を楽しみながら環境問題を考える場として始まったこのフェスが、東京という大都市の中心で「社会と暮らしと音楽と」をテーマに掲げた時、一体どんな体験が待っているのか。期待に胸を膨らませて、会場へと向かいました。
この記事で、感動の2日間を完全レポート！
この記事では、私が体験したap bank fes ’25の2日間を、セットリストと共に詳しくレポートします。初日の歴史的なサプライズから、2日目のステージからとても近くて最高だったアリーナ席での感動まで、その熱気とメッセージを余すところなくお伝えします！「ap bank fes’25に行きたかった！」「どんなライブだったの？」「セトリが知りたい！」という方、必見です！
大都市で再創造されたフェスティバル
今回のap bank fesは、単なる音楽の祭典ではなく、現代社会への深いメッセージが込められた重層的な物語体験でした。Bank Bandの新曲「カラ」は、個人や社会を覆う「殻」を破ることの重要性を歌い、イベント全体の思想的支柱として機能。ステージ転換中には、急速に発展するAI技術と人間性の関係を問う映像が流れました。
また、オープニングではアートコレクティブSIDE COREによるパフォーマンス、Mr.Childrenのステージ前にはパフォーマンス集団「東京QQQ」による演目が披露され、「みんな迷子でいいのよ」という受容のメッセージを観客に届けました。飲料カップをリサイクル可能な紙製にするなど、都市環境における具体的な環境保護の実践も印象的でした。
DAY 1（2/15）：予測不能な出会いの交響曲
初日の私の座席は「24ゲート 45通路 3塁側1階 27列 450番」。ステージ全体を見渡せる良い席でした。
この日は、まさにサプライズの連続！東京スカパラダイスオーケストラのステージに櫻井和寿が登場し「リボン」を共演。そして、この日最大のハイライトは、スガ シカオのステージでした。KAT-TUNへの思いを語った後、B’zの松本孝弘をステージに呼び込み、二人が共作したKAT-TUNのデビュー曲「Real Face」を披露！会場は熱狂の渦に包まれました。
Mr.Childrenは、ライブ初披露となるレア曲「街の風景」を演奏し、ファンを喜ばせました。そして、トリを飾ったのは衝撃のサプライズ、B’z！稲葉浩志の圧倒的な声量と「ultra soul」の大合唱で、会場のボルテージは最高潮に達しました。
フィナーレでは、亡くなったKANさんを追悼する「50年後も」などが演奏され、感動的な雰囲気の中、初日の幕が下りました。
【DAY 1 セットリスト】
- 東京スカパラダイスオーケストラ: Paradise Has No Border / DOWN BEAT STOMP / 天空橋 / スキャラバン / 一日花 with imase / 水琴窟 / リボン with 櫻井和寿 / Dale Dale! 〜Dare Dare!〜
- Bank Band: forgive / トーキョー シティー ヒエラルキー
- Bank Band with アイナ・ジ・エンド: 風とくちづけと / キリエ・憐れみの讃歌 / 宝者
- Bank Band with imase: 冬と遠雷 / ユートピア / NIGHT DANCER
- Bank Band with Salyu: LIFE(ライフ) / VALON-1 / 新しいYES
- Bank Band with スガ シカオ: Progress / 午後のパレード / Real Face with 松本孝弘 (B’z)
- Mr.Children: 擬態 with 小倉博和 / 海にて、心は裸になりたがる / HANABI / Brand new planet / 街の風景 with Bank Band / タガタメ / HERO / 彩り with 小林武史
- Bank Band with 槇原敬之: 超えろ。 / 遠く遠く / 僕が一番欲しかったもの / どんなときも。
- Bank Band with B’z: イルミネーション / Calling / ultra soul
- Bank Band: 50年後も / 奏逢 〜Bank Bandのテーマ〜 / to U with Salyu / カラ with アイナ・ジ・エンド, Salyu
DAY 2（2/16）：歌声の力と不朽の名曲の祝祭
そして2日目！この日の座席は「11ゲート アリーナ A5ブロック 3列8番」。なんと、ステージからとても近くて最高の神席でした！アーティストの表情や息遣いまで感じられる距離で、夢のような時間でした。
この日は、素晴らしいボーカリストたちの競演。Saucy Dog、マカロニえんぴつといった若手バンドが会場を温め、miletは「Anytime Anywhere」を壮大に歌い上げました。上白石萌音は、透明感あふれる声でRADWIMPSの「なんでもないや」をカバーし、多くの観客を魅了。
Superflyのパワフルなステージでは、櫻井和寿がギターソロを披露するサプライズも！そして、この日最も感動的だった瞬間の一つが、JUJUによるMr.Childrenの名曲「くるみ」のカバー。心のこもった歌声に、会場の多くのファンが涙しました。続く宮本浩次のステージは、エネルギーの塊そのもの。圧巻のパフォーマンスで会場を完全に掌握しました。
フィナーレの「カラ」では、上白石萌音、Salyu、miletがコーラスとして参加。力強く美しい女性ボーカルのハーモニーが、2日間の祭典の終わりを感動的に彩りました。
【DAY 2 セットリスト】
- Saucy Dog: いつか / シンデレラボーイ / 現在を生きるのだ。 / 夢みるスーパーマン / 怪物たちよ / 優しさに溢れた世界で
- マカロニえんぴつ: 然らば / レモンパイ / リンジュー・ラヴ / 恋人ごっこ / なんでもないよ、 / ヤングアダルト
- Bank Band with milet: Higher / inside you / Anytime Anywhere
- Bank Band with 上白石萌音: hiker / なんでもないや (movie ver.) / 夕陽に溶け出して
- Mr.Children: (DAY 1と同じ)
- Bank Band with Superfly: Wildflower / 愛をこめて花束を / Alright!!
- Bank Band with JUJU: 奇跡を望むなら… / PLAYBACK / くるみ / やさしさで溢れるように
- Bank Band with 宮本浩次: 今宵の月のように / 悲しみの果て / 冬の花 / ハレルヤ / 東京協奏曲
- Bank Band: 50年後も / 奏逢 〜Bank Bandのテーマ〜 / to U with Salyu / カラ with 上白石萌音, Salyu, milet
初の屋内開催！東京ドームでのフェス体験
初の屋内開催となったap bank fes。長年のファンにとっては、つま恋の開放的な自然を惜しむ声もあったようですが、天候に左右されない快適さ、指定された座席、アクセスの良さは、都市型フェスならではの大きなメリットでした。
座席によって体験の質が大きく異なったのも特徴で、芝生のような感覚で楽しめるグラウンドシートや、専用ラウンジや限定グッズが付くバルコニー席なども用意されていました。音響については、座席によって聞こえ方に差があったようですが、私のいたアリーナ席では最高の音響を楽しめました。
フードエリアでは「KURKKU FIELDS」のブースが長蛇の列でしたが、「猪キーマカレー」などが美味しいと評判でした。公式グッズも多彩なラインナップで、防災セットなども販売されていました。
まとめ：音楽が社会と暮らしの中で果たす、最も美しい役割
初の東京ドーム開催となった「ap bank fes ’25」。それは、フェスティバルの新たな可能性を切り拓く、大成功の「実験」だったと言えるでしょう。会場がどこであろうと、どのようなテーマが掲げられようと、このフェスが参加者の心に深く刻んだのは、音楽そのものが持つ根源的な力でした。
スガ シカオとB’z松本孝弘による「Real Face」、JUJUによる「くるみ」のカバーなど、ここでしか生まれ得なかった奇跡のコラボレーションの数々。そして、「自分を縛る『殻』を破れ」という、現代社会に生きる私たち一人ひとりへの強いメッセージ。2日間のアリーナ神席で体感したすべてが、忘れられない思い出です。
異なる背景を持つ数万人が、同じ空間で、同じメロディに心を揺さぶり、声を合わせる。その体験は、日々の暮らしの中で忘れがちな、人と人との繋がりや希望を再確認させてくれました。このフェスティバルは、音楽が社会と暮らしの中で果たしうる最も美しい役割を、改めて力強く証明して見せたのです。
