流山最後の銭湯「江戸川湯」!伝説の“無限ロウリュ”と昭和レトロな魅力を徹底解剖
「いろはとあさきの父」がお届けする銭湯探訪。2025年3月14日、この日は千葉県流山市にある「江戸川湯」を訪れました。時刻は15:30。ここは単なる街の銭湯ではありません。「流山最後の銭湯」として地域に愛され続けながら、サウナ愛好家の間ではある伝説的なサウナで知られる、特別な場所なのです。
昭和の風情と、激熱の体験を求めて
立派な煙突がそびえる昭和のランドマークでありながら、若い番頭さんが切り盛りする活気ある空間。そして何より、「無限ロウリュ」と呼ばれるスチームサウナが凄いらしい…。そんな噂を聞きつけ、期待と少しの緊張を胸に暖簾をくぐりました。

この記事で、江戸川湯のディープな世界へご案内!
この記事では、私が実際に体験した「江戸川湯」の魅力を、サウナの熱気、お湯の優しさ、そして独特のローカルルールまで含めて徹底的にレポートします!「強烈なサウナを体験したい!」「昭和レトロな銭湯が好き」「流山の穴場スポットは?」という方、必見です!
流山唯一の銭湯、その色褪せない魅力
江戸川湯は、1961年の創業以来、流山の地に根差してきた歴史ある銭湯です。大きな建物と立派な煙突は昭和の銭湯そのもので、一歩中に入れば高く開放的な格子天井が迎えてくれます。浴室の壁には扇模様のレリーフが施され、古き良き時代の空気感を今に伝えています。
ここは地域住民の憩いの場でもあり、常連さんたちの笑顔や会話が温かい「下町感」を醸し出しています。一方で、運営を担うのは若い番頭さんたち。SNSを活用するなど、伝統を守りつつ新しい世代にも開かれた、親しみやすい雰囲気が魅力です。

噂の「無限ロウリュ」!その熱さと掟
江戸川湯の真髄は、何と言ってもスチームサウナです。熱源の真上にシャワーヘッドがあり、そこから絶えず熱湯が注がれ続ける「無限ロウリュ」システムにより、室内は途切れることのない蒸気で満たされています。
温度計の表示以上に、高湿度による体感温度は「爆熱」「激アツ」!この過酷な環境を楽しむためには、いくつかのローカルルールを知っておく必要があります。
- 水桶の儀式:入室時に水を汲んだ桶を持ち込み、退室時に座面を洗い流す。
- 扉の隙間:室内のコンディションを調整するため、扉を意図的に少し開けておく(隙間の幅は中の人たちの暗黙の合意で決まります)。
- あぐら:床が熱いため、足の裏を守るためにあぐらをかくのが一般的。
この独特なルールと環境が、サウナを単なる入浴から、参加型の儀式へと変えているのです。
二つの水風呂と、衝撃の露天エリア
激熱サウナの後は、贅沢にも2種類の水風呂が待っています。内湯にあるマイルドな軟水の水風呂と、脱衣所を経由した露天エリアにある冷たい地下水の水風呂。好みに合わせて使い分けられるのは、サウナ好きにはたまりません。
そして、露天エリアには「ととのい椅子」が設置されていますが、そのすぐ隣には灰皿が。なんと、ここでは入浴中に裸のままで喫煙が可能なのです!喫煙者にとっては天国、非喫煙者にとっては少し驚きの環境かもしれませんが、昭和の寛容さと現代のサウナブームが同居する、江戸川湯ならではの光景と言えるでしょう。


こだわりの軟水と、初訪問者へのアドバイス
サウナだけでなく、お湯そのものも素晴らしいです。施設全体で地下水を利用した軟水を使用しており、肌触りは驚くほど滑らかでスベスベします。湯温は42℃~44℃と熱めの設定で、電気風呂なども人気です。
【訪問ガイド】
- アクセス:東武アーバンパークライン「江戸川台駅」東口より徒歩5分。
- 料金:大人500円(サウナ料金込み!)。驚異的なコスパです。
- 持ち物:石鹸、シャンプー、タオルは備え付けがないため、必ず持参しましょう。
- 注意点:露天風呂へは一度脱衣所を経由する必要があります。初めての方は動線に注意してください。
まとめ:江戸川湯は、銭湯文化の「聖地」であり「生きた伝説」
流山の「江戸川湯」は、単なる公衆浴場を超えた、強烈な個性と魅力を持った場所でした。伝説の「無限ロウリュ」サウナの熱気、肌を包み込む優しい軟水、そして昭和から続く温かいコミュニティと、若い感性が融合した独特の空間。
一見すると不便に思えるルールや構造も、この場所を楽しむためのスパイスです。洗練されたスーパー銭湯とは違う、荒削りで本物の「銭湯体験」を求めて、ぜひ足を運んでみてください。きっと、忘れられない「ととのい」が待っています。



